バックパッカーの醍醐味

タイ

バックパッカーという言葉は死語に近いらしい。ツアーで一緒になった学生に聞くと、知らなかった。知っている人にとっては、後ろにザックを背負って、汚くて臭くて、貧乏旅行している人でしょとなる。確かにそういう面もあるのだが、良さについても述べたい。まず、両手が空くから、動きやすい。更に荷物が少ない時はコンパクトに増えると伸びるなどフレキシブル。泥棒、スリにどうせこいつら貧乏だからと敬遠される。

こんな所だろうか。でも私がいちばんの醍醐味だと思うのは、色んな旅のスタイルが取れるという事だろう。バックパッカーは基本的に自分で宿を取り、バス、電車、飛行機など移動の手配なども全て1人でやる。どこで何を食べるかも自分で決める。いわゆるツアー旅行で全て手配されていると真逆のひとりツアーコンダクターなのである。つまり、大変だけども自由なのです。よってちょっと金使い過ぎたから、ドミトリーの安宿に泊まろうとか、疲れたからリゾートのホテルで何泊かリッチに過ごそうとか。自分の体調、懐具合と相談しながら、決められる。場合によっては、この都市気に入ったからもう一泊とか、つまらないから通過しよとか、フレキシブルに予定を変えられる。この自由さがたまらない。例えば今回の旅行で言えば、ラオスからタイへの入国をどうしようか迷っていた。ビエンチャンからルアンパバーンへ行ってまたビエンチャンに帰って来て国境を越えるというのがスタンダードなのだが、ガイドブックにルアンパバーンからメコン川の川を登って、タイの北部から入国出来ると知ったので、そちらの方が面白そうだからとルートを変えた。また、バンコクでは38年前のバックパッカーで泊まった経緯から久しぶりに安宿のドミトリーに泊まったが、次のプーケットでは、リゾートの4つ星のホテルを取った。レストランも屋台て300円の定食を食べたり、高級レストランで食べたり。貧乏旅行から贅沢旅行まで幅広い経験が出来る。皆さんもバックパッカー如何ですか?


メコン川の川を遡る旅は面白かった!

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